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平和主義な私が初めて立ち向かった職場の修羅場

risa

私、「怒り」の感情が苦手で。

人が怒ってるのを聞くのが苦痛でした。

たまに店員さんにブチギレてる方、いるじゃないですか。

そこまで言わなくても・・・

って感じるんです。

そもそも得意な人なんてあんまりいないとは思いますが、、

私の場合、極端に苦手で、「怒り」の感情を向けられないよう、

いつもヘラヘラして、乗り切っていました。



イライラしてるなって感じると、すぐに気を使って、

お伺いを立てる。



争いのない世界で生きたい。

「平和主義」をずーっと掲げてきました。

それで丸くはおさまるけど、

本音で向き合っていないから、

友達からは

「りさって何を考えてるか分からない」
「優柔不断だよね」

って言われた経験もありました。



平和主義と言いつつ、

本心では『自分がどう見られるか?』を基準に生きていて、

人に嫌われないような生き方を自分で選んでいただけだったんですね。

「怒り」の感情が苦手な理由

そもそも、なんで私が「怒り」という感情に

抵抗感があるかなんですが、

一番の原因は、父親との関係だと思っています。

父は、怒りの沸点が極端に低くて、しょっちゅうキレていました。

「自分が正しい」という基準を持っている人なので

少しでも逆鱗に触れると、怒り狂う。

そうなると、何を言っても止まらないので、

放置するしかない。



だから、怒らせないように無難な言葉がけをする。

指摘したらキレるから、なるべく喋らないように関わらないように。




私は三姉妹の真ん中なんですが、

姉は父親とよく衝突して、

泣いていました。(今でもある)



それを見て、

なんでそんなに本気でぶつかるんだろう・・・

と疑問しかなかったんです。



本気でぶつかっても、

どんなにこっちの意見を伝えても、

あの人の見てる世界は、私と全然違う。

話し合ったとしても平行線。

お互い嫌な気持ちになるだけじゃん。

意味のないことを、、

とずっと思っていました。



父親とは相容れないと思いながら生きてきましたから、

そもそも会話して解決なんてできないし

時間の無駄だと感じていたんですね。

だから、親子喧嘩しそうなったら、基本自室に籠る

みたいな生活を送ってきました。



そういう価値観で育ってきたから、

「怒り」は避けるべきもの

という認識が生まれてしまったんですね。

社会人になってからも変わらず

この性格は、社会人になっても変わらず。



職場で上司や同僚が怒っていると、

自然とその場を避ける癖が出ていました。

怒りをぶつけられたり、

その矛先が自分に向けられる可能性が少しでもあれば、

どう切り抜けるかを必死で考えていました。



誰からも嫌われないように、穏便に。



だから、他人と深く関わることも避けていたし、

よく「壁を感じる」と言われていました。



私自身、本当はもっともっと本心をぶちまけて

深い人間関係を築きたったのに。



でも、「ぶつかったら嫌われるかもしれない」

嫌われたら生きていけない、そう思っていたんです。

初めてぶつかった日

それでも、ぶつからなくてはいけない時がやってきました。



新卒で入社してから数年、ポジション的には上司のお伺いを立てながら

後輩にも指導するような中間的な立場にいました。



そんな中、

職場歴が長く、何でもそつなくこなすベテランの先輩Aさんと、

同じく長年働いているBさんの間で勃発したバトル。



Bさんは長年同じ部署で働いていましたが、

ここ数年、ミスが増えて仕事が滞りがちでした。

Bさんは少し鬱傾向があり、

自信を失っている様子が周囲にも伝わっていました。

だからといって仕事が回らないことを

見過ごすわけにはいかない状況で、

私がフォローをする立場にいました。



一方で、Aさんは厳しいながらも

職場を支えてくれる頼れる存在。

しかしその日は、Bさんのミスを指摘するうちに感情が高ぶり、

言葉がどんどん辛辣になっていきました。

「何度言ったら分かるの?」

とブチギレてる様子が伝わってきます。



この時、いつもの私だったら、

あ〜Aさんのイライラやばそうだな〜、、

Bさん、、かわいそうだけど、Aさんの言うことも正論だしな〜

私がフォローするにしたって、

限界もあるしな、、

と、とりあえず見てみぬふりを・・・

って、さっとその場所から逃げ出していたはず。



でも、逃げていても、何も変わらないし、

なんなら職場の関係もどんどん崩れていくし、

Bさんがこれ以上怒られて縮こまる様子を見たくない。

そう思った私は、自分の意思に関係なく

勝手に身体が動いたんですよ。

間に入りながら、結構大きめな声で

「あの〜Bさんはですね、多分こんなことを思って〜」

Bさんの肩を持ちつつ、必死で弁解をしていました。



正直、心臓はバクバクで、

頭の中では「何やってるんだろう、自分」と思っていました。



呆気に取られたAさんは、怒る気力が削がれたのか、

一息つき、「わかった」と短く答えました。

Bさんも、申し訳なさそうに小さく頷きました。



その後、私はどうすればBさんがミスを減らせるか、

またAさんの負担を軽くする方法がないか

一緒に話し合う機会を設けました。



Bさんに始業時に毎日やることを教えてもらって、

お昼の時点でどこまでできているのか確認したり、

何に時間が取られるのかを可視化して、

一つずつ問題を解消していく努力をしました。



時間はかかったし、完全に解決したか?と言われるとそうでもないのですが、、

ぶつからなかったら、職場の空気はもっと最悪だったと思います。

私が正面からぶつかったことで、

多少なりとも状況を変えることができた。



それがとても嬉しかったのを覚えています。

向き合うことで得たもの

今でも、この「怒り」への向き合いは発展途上。

まだまだ逃げ出したくなることも多いし、

事なかれ主義だなって思うことも多々あります。



でも、苦手意識があった父親に対しても

ぶつかる努力ができるようになった気がすんです。



父親は、多分繊細なんだと思うんです。

だから、自分を守るために、「怒り」をぶつけるんですね。



さらに精神的にも少し不安定なところがあって、

風邪薬を常備して、毎日のように風邪ひいた!って言って飲むんです。

本当の風邪ではなく、

精神を安定させるために飲んでるんだというのも分かってたし、

何度言っても、誰も辞めさせることはできなくて。



私は正直諦めていたんです。

何度言っても、あの人は誰の言うことも聞かない。

だから、できることはないって。

見てみぬふりを決め込んでました。



でも、数年前に、認知症のような症状が出た時があり、

年齢も重ねてるし、本当に怖くなって。



そこで、初めて家族会議を開いて

ぶつかり合いました。

そして、風邪薬を辞めた方がいいこと

専門の病院に連れていくことを説得することができました。



食生活の改善や運動を続けて、

数ヶ月で10キロほど減量したのと

風邪薬もやめて、だいぶ体調も回復しました。



ただ、依存は怖いもので

また薬を飲む日々に戻ってしまうこともあります。

それでも、あの時向き合っていなかったら。

最悪の事態になっていたかもしれない。



そう思ったら、きちんと向き合うことって

本当に大事なんだなった思うことができたんです。

自分が変わることが大事

会社のAさんBさんは、今どうなっているかは知りませんが、

少なくとも父親に関しては、

私の言葉に多少耳を傾けてくれるようになったと思います。



年齢を重ねたっていうのもあるかもしれませんが。



でも、父にゴルフをすすめたら、

ハマってスクールに通ったり、

一緒にコースを回る機会も作ることができました。



私がきちんと相手とぶつかって

腹を割って話せば、

こんな風に穏やかに過ごせるんだって思えたんです。



「怒り」に関しては、

今でも苦手な気持ちはあります。

でも、

「逃げるのではなく、できることを探してみる」

そんな姿勢を持てるようになったのは大きな前進だなあって思うんです。

about me
りさ
りさ
ブロガー
ブログコンサルタント。1つのブログで年収1400万円を稼いだ経験を元に、ブログの作り方を初心者から丁寧に指導。現在年商3000万円。短期間で大きな収益を生み出す「バズ×収益化メソッド」と、長期的にファンを増やしていくノウハウを掛け合わせた「ブログのツインタワー戦略」を考案し、多くの人にブログの魅力を伝えるべく活動中。
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