「親友のおかげで、今の私がある」と言えるまで

「私なんて・・・」
が口癖だった私。
挑戦しても失敗するんだから、と決めつけて
そもそも行動すらしてこなかった私。
劣等感と承認欲求に押しつぶされないように、
自分を守ることに必死でした。
そんな私が、どうしてブログに挑戦しようと思ったのか
そして口癖が、
「私なんて・・・」
から
「私だからこそ」
に変わったのか。
そんなお話をしたいと思います。
オタクの親友との出会い
中高一貫の女子校に進学した私。
初めて仲良くなったのが、親友でした。
彼女は美人でスタイル抜群。
(等身が異常だったので、かなり目立ってました)
女子校特有の閉鎖的な環境もあり、
彼女は同性からもめちゃくちゃ人気がありました。
バレンタインには、義理か本気か分からない熱い視線と共に、
チョコが山のように集まるほど。
さらに、原宿とか渋谷を歩くと
1日で複数人にスカウトされるような逸材ですよ。
名刺には、有名芸能事務所の名前も並んでいました。
ちなみに、大学に入って、芸能活動を始めて、
地方のテレビにレギュラー出演したり
YouTuberとしても活躍することになります。
そんな彼女と私がなぜ親友なのかというと、
彼女も「オタク」だったんですよ。
たまたま席が近くて、一緒に話していたら、
「テニプリ」が好きなことを知って
オタク話で盛り上がりました。
BL好きになったのもここからです笑
最初は良かったんです。
毎日一緒にオタク話をして、一緒に漫画を描いて。
めちゃくちゃオタクライフを楽しんでました。
親友に感じていた劣等感と承認欲求
しかし、次第に周囲の視線が、
彼女に集まることに気づくんです。
「みんなから好かれる人気な彼女と私は親友」
そんなよく分からないステータスに満足してはいたものの、
複数人で話していても、
「誰も私を見ていないな・・・」
って思うんですよ。
誰とも目線が合わない。
合っても、すぐ逸れていく。
完全に彼女の荷物持ちというか、
「お星様の引き立て役Bです」って感じ。
「なんで私を見てくれないんだろう」
「みんな私なんかに興味ないのかな」
誰かに認められたいと思っていた私。
彼女といることで、私の存在はなかったことになってしまう。
でも、彼女と一緒にいないと、
それこそ誰も見向きもしない。
そんな風に思い込んでいた私は、
承認欲求を膨らませながら、劣等感を感じ続け、
それでも一緒にいる、という選択をしました。
大学デビュー後に起きた事件
中学高校6年間、オタクライフを過ごした私たちですが、
親友とは、エスカレーターで同じ大学に入って
同じ学部・同じ学科。
そして、同じサークルに所属しました。
(ずーっと一緒ですね笑)
そこで見事、大学デビューを果たします。
オタクを隠して、覚えたての変なメイクをして笑
一生懸命、陽キャという部類に入れるように頑張りました。
サークルには、小学生以来の男子たち。
漫画の中で、こんな恋愛してみたーいって
ずっと妄想を繰り広げていたので、
その妄想力で(?)すぐに好きな先輩もできました。
親友に、そのことを相談すると、
「えー!いいじゃん!応援する!」
と笑顔で言ってくれたんです。
親友が応援してくれていることに後押しされ、
頑張って先輩と仲良くなろうと努力していたのですが・・・
なんと、その裏で気になっていた先輩と親友が
良い感じになっていたのです。
その瞬間、ショックで時が止まりました。
「そんな裏切り、あるんだ・・・」
と愕然としました。
でも、すぐに
「親友は超美人だし、みんな好きになるのも仕方ない」
と自分に言い聞かせ、諦めるしかありませんでした。
この時、彼女は急激なモテ期を迎えていて、
きっと恋愛ゲームを楽しむ感覚だったのだと思います。
その後も、彼女を好きになる男性を見ていたら
「あ〜男って顔しか見てないんだな〜」
って偏った考えも生まれ、
男性への苦手意識も強まっていきました。
(だって、親友には彼氏がいるのに、
他の男子から彼女の恋愛相談を朝方まで聞いたりするんですよ??)
そんなことを繰り返すうちに、
流石に私も、一緒にいるのがとしんどくなり、
少しずつ距離を置いていったんです。
アルバイト先で仲良しなお友達ができたりして、
少しずつ親友以外の交流関係を広げる努力もしました。
自由に生きる彼女に羨望と嫉妬心
そんな彼女は、
YouTuberを目指す!
って宣言をして、就活をしなかったんですよ。
当時のYouTuberって、まだまだ知名度も高くないし、
そんなんで稼げるの?大丈夫?
せっかくいい大学入ったのにそれでいいの?
と心配する声も多かったのですが、
「私は大丈夫!」
って断言するんです。
この時、私の心はぐっちゃぐちゃ。
なんで、私は無難な会社に就職して、
やりたくもない仕事をやろうとしてるんだろう。
なんで、成功するかも分からないことを
「私は大丈夫!」って断言できるんだろう
きっと成功して、さらに私は置いてかれるんだろう
自分のやりたいことをきちんと見つけて、
それに向かって頑張ろうとしている彼女に対して、
羨望と嫉妬心
が今までにないくらい芽生えたのを記憶しています。
羨ましい。
ずっとずっと、憧れてきた。
でも、
「私なんて・・・」
と言って、何も努力はしてこなかった。
だから、こんな結果になったんだ。
悔しい。
でも、今の状態でどう頑張れば
自分の好きなことを仕事にできるのかも分からず、
そのまま就職することになりました。
ネガティブな感情がブログを始めるきっかけ
会社員になると、親友とあまり会うこともなくなり、
彼女によって心が揺れることもそうなくなってきました。
でも、たまに会うと、
YouTuberとして忙しく活動していて
めちゃくちゃ楽しそうなんです。
ファンもいるし、
YouTuberとしてテレビにも出演していました。
会うたびに、「羨ましい」という気持ちが蘇る。
一方の私は、給料も上がらないのに、
仕事だけは増えていく会社員生活。
上の言ったことは絶対で、人間関係に辟易する。
ふと、電車の窓越しに映る私は、
めちゃくちゃ老けていて、
驚愕することもありました。
親友とのギャップはどんどん広がるばかりだ、、
ふと、彼女との記憶を思い出すんですよ。
彼女に対する思いは決別できたかなーと思っていましたが
まだまだ全然取り憑かれてるなーって。
そんな自分を、変えたかったんだと思います。
親友に認めてもらえるように、
すごい!って言ってもらえるように、
ブログを始めました。
(もちろん、生活を変えたいとか、家族との生活をより良くしたいとか、色々ありますが)
最初なかなり不順というか
ネガティブな感情からブログへの道がスタートしたのでした。
解釈力によって繋がった過去と未来
そこから5年が経ちました。
こんな私が、ブログで稼ぐことができた!
って言えるようになりました。
「私なんて・・・」
が
「私だからこそ!」
に変わったんですよ。
そうしたら、今までの出来事が一直線に繋がったんです。
親友との出来事があったからこそ、今がある。
私にとって、必要な出来事だったんだって。
過去の辛い出来事や彼女に対する想いを捨てて、
決別しようとしていた時期もありました。
でも、決別ではなく、解釈を変えることで、
全てが必要な出来事だったと気づける。
動機はネガティブかもしれないですが
この感情があったからこそ、
「やってやる!!」
って思えた。
彼女には、感謝してもしきれないです。
ちなみに、彼女も未だにオタクなので、
推し活も一緒にしたりします。
今でも仲良くやらせてもらってます笑
過去の出来事を感謝できるように
どんな出来事にも意味があるんです。
私だって、後ろめたい、言いたくない過去も沢山あります。
黒歴史もいっぱい笑
でも、それって今に繋がってるし、
実は感謝すべきこと。
あなたの中で、
「思い出したくないな・・・」
っていう苦い経験だったり、
「あんなことがあって許せない!」
っていう怒りの感情だったり、
そういったものがあれば、
それは解釈を変えると、
途端に必要な出来事だったと思えるはず。
解釈を変えられなくて苦しいなら、
変えていけるよう一緒にやっていきましょう!
心のステージをどんどん上げて、
過去と未来を一直線で繋げていく。
それを見た仲間が共感して集まってくる。
とっても素晴らしい世界じゃないですか。
共にそんな世界を作っていきましょう!