コラム

理想を手放したら、夫婦が自然体になれた話

risa

こんにちは、ブログ業界復活を目指すりさです。

現在、6歳になる娘と会社の同期だった夫と3人暮らしなんですが、

夫は、1年ほど前に会社を退職しました。

私は法人化し、夫はフリーランスと、

数年前では考えられないような生活を送っています。

ただ、この生活に至るまで、

正直めちゃくちゃ葛藤しました。

本当に会社員という枠組みから夫婦共々外れていいの?

旦那には安定した職に就いていてほしいんだけど・・・って。

今回は、夫に対して、

「こうであってほしい」

という期待を押し付けすぎてたなって自戒の意味も込めて

記事を書いていこうと思います。

会社への不満から始まった関係

夫とは、会社の同期でした。

お互い

「会社早く辞めたいね・・・」

「お金の問題で辞められないけどお互い頑張ろうね・・・」

って、会社へのネガティブな感情を口に出すことで

励まし合って仕事をしていました。

そうして日々、流れるままに過ごしてるだけ。

そんな関係が居心地よくて、結婚に至ったわけです。

結婚後も、日常の違和感から目を逸らしながら生きていたのですが、

流石に蓋ができないくらい苦しくなってしまったので、

脱サラに向けて、ブログをすることになりました。



私が初めて自己投資する時、

「脱サラさせてあげるから!!」

って豪語したんですよ。

当時、夫は、会社でのストレスで

「顔面神経麻痺」で入院までしていました。

自分が自由になりたいっていうのもあったけど、

夫がこのままの状態だと、流石にまずいなって思ったわけです。

当時は、家族のために、そして自分のために、

頑張ることができました。

そうして、年商3,000万円を超えたところで、

いよいよ夫が会社を辞めることが現実になってきました。

その時、私が思っていたことは、

当初考えていたことと、全く逆のことだったんです。

矛盾した感情を押し付けて大喧嘩

夫が退職する前は、

私は「夫の脱サラを応援する!」と豪語していました。

でも、いざ夫の脱サラが目の前に迫ると、

「本当に会社員を辞めて大丈夫?」

「安定した収入がなくなるのは不安・・・」

「夫にはやっぱり、しっかり稼いでいてほしい!」

福利厚生がしっかりとした会社だったので、

家賃補助もかなり出ていたし、

在籍していれば、それなりにお給料も上がっていく。

本当にそんな会社から去っていいの?っていう不安。

そもそも、夫がフリーランスとして稼ぐスキルは

退職時点ではほとんどなく、

正直「フリーター」みたいなポジション。

そんな状況の中、私一人で家族を支えられる??っていう不安。

頭では「夫には自由に生きてほしい」と思っているのに、

心のどこかで「やっぱり会社員でいてほしい」と思う。

めちゃくちゃ矛盾した自分がいました。

脱サラすることを素直に応援できなくなってしまった私は、

何かにつけ、突っかかるような物言いをするようになっていました。

夫も仕事で疲れているのに、

私の方が忙しいアピールをしてみたり、

退職したら、あなたは家事育児全部やるんでしょうね??

っていう圧をかけてみたり。

とにかく、めちゃくちゃ傲慢な態度を取っていたと思います。

(多分、すんごく嫌なやつだったと思います。。)

その度に衝突して、喧嘩を繰り返していました。

そんな状態のまま夫は退職。

夫がフリーになってからも、

私はどうしても彼の行動に口を出したくなってしまう。

「自由になったんだから、もっと頑張れるでしょ?」

「家事してくれるんだよね?」

って。

とにかく不安でいっぱいだったんだと思います。

そして、自分が「自由になってほしい」という理想が、

どれだけ上辺なものだったのかと気付かされました・・・。

退職後の夫は、スキルアップのために色々と学んでいましたが、

その姿を見ても、

「本当にこれで大丈夫なのかな?」

と素直に応援できなかったり。

これまでは、会社に守られていた部分があった分、

その安心感を失った喪失感が、

私の中で予想以上に大きかったんです。

これ、脱サラした私だって状況は一緒だったはずで。

それでも、夫は私の脱サラを快く応援してくれたのでした。

でも、そもそも稼いでいる給料全然違うしな・・・

とかって言い訳して、正当化してみたり。

そうやって負の感情が出るたびに、

あ、私って最悪だな、、って自己嫌悪。

そんな毎日に転機が訪れたのは、

夫が少しずつ成果を出し始めた頃。

夫がフリーランスとして月収30万円を超えました。

この時初めて、

「会社員」という肩書きがなくても、

夫は夫らしく前を向いて進んでるんだって思えたんです。

信じるのではなく期待していた

天才子役だった芦田愛菜ちゃんですが、こんな素敵な言葉を残しています。

「その人のことを信じようと思います」って結構使うと思うんですけど、それってどういう意味か考えた時に、その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とするその人の人物像に期待してしまっていることなのかなと感じます。

だからこそ人は「裏切られた」とか「期待していたのに」とか言うけれど、それはその人が裏切ったわけではなくて、その人の見えなかった部分が見えただけ。

この言葉を見た時、

「あ、私じゃん・・・」

そして、愛菜ちゃんすげーーーー。。

って心底思いました。

(人生何周目?って聞きたいレベル)

私は夫に対して、「自由になってほしい」と言いながら

「こうなってほしい」という理想像を押し付けていました。

それに応えられない夫を見て、イライラと不満が募る。

それって、夫を信じていたのではなく、

私の中の理想を信じていたんですよね。

夫の見えなかった一面、

例えば、家事が得意ではないことや

仕事のペースが私とは違うこと。

最初は「どうしてこうなっちゃうの、、」

って感じだったんですけど、

これって完全に私の理想でしか考えていない。

でも、夫は夫でペースがあるし、

それを受け入れるのが大事なんだなって気付かされました。

夫が少しずつ稼ぎ出したのがきっかけではありますが、

(結局、それも理想を押し付けてるよなって思いますが、、)

自分の考え方を変える意識をするようにしました。

以前は、

「今日はどれくらい進んだの?」
「もっとこうしたらいいんじゃない?」

と自分の基準で進捗を測り、

アドバイスという名の圧をかけていました。

しかし、夫には夫のペースがあると気づいてからは、

「お疲れさま」
「頑張ってるね」

と声をかけるようにしています。

自分がどうしてほしいか

よりも

「夫がどう感じているか」

を意識するようになりました。

そして、家族としての最低限のルールや話し合いもしました。

  • 料理は家事代行さんにお願いする
  • 掃除はルンバと週末一緒に
  • 洗い物は夫がメイン
  • 娘の支度などは私がメイン



ある程度決めを作って、

あとは夫のやり方やペースを信じる。

私は私で、自分のやるべきことに集中する。

その方が、お互いのためにもなると気づきました。

なかなか期待を手放すのは難しいけれど

「こうであってほしい」という期待を手放すのは容易ではありません。

夫に限らず、仲がいい友人や、会社の先輩後輩でも。

ですが、愛菜ちゃんが言うように、

「裏切られた!」と思っても、

それって、その人の見えなかった部分が見えただけ。

勝手に、自分の理想を押し付けて、

その枠に相手を当てはめようとしていただけなんですよ。

でも、その人の考えや価値観、

弱さや不完全さも含めて「その人自身」なんだなって。

「期待すること」と「信じること」は全然違う。

期待しているうちは、自分の理想を相手に投影しているだけで、

その人をちゃんと見ていない。

だから、まずはその人のすべてを受け止める覚悟を持つこと。

愛菜ちゃんもそう言っていました。

「それもその人なんだ」と受け止められる揺るがない自分がいるというのが【信じること】なのかなって思います。

良い部分も悪い部分も、すべてがその人だと

思えるようになることが大事なんじゃないかって。

もちろん、これは簡単なことではありません。

私自身、今も葛藤しています。

日々の生活の中で、ふとした時に、

不安や心配な気持ちになることもあります。

ただ、少しずつですが、「こうであってほしい」という思い込みを手放すことで、

お互いがもっと自然体でいられるようになってきた気がします。

夫が挑戦する姿や、家事育児を分担してくれる中で

感謝の気持ちを持てて、

そして、「夫の選択を信じてよかった」と思える瞬間も増えてきました。

随分喧嘩も減りましたし。

以前は、「家事は誰がやるの?」とバトって、ピリピリムード。

でも今は、週末の家事分担もルール化したので、

効率よく片付けを済ませ、

その後みんなでお出かけしたり。

先週は、私が娘と動物園に行ったから、

今週はパパが娘とお出かけね!って感じで育児も分担できました。

自分の理想を押し付けるのではなく、

そのままの姿を尊重できるようになれたら、

きっともっと穏やかに生きられるはず。

これからも葛藤は消えないけど、そうやって意識して過ごしたいな。

そんな風に思う今日この頃です。

about me
りさ
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ブロガー
ブログコンサルタント。1つのブログで年収1400万円を稼いだ経験を元に、ブログの作り方を初心者から丁寧に指導。現在年商3000万円。短期間で大きな収益を生み出す「バズ×収益化メソッド」と、長期的にファンを増やしていくノウハウを掛け合わせた「ブログのツインタワー戦略」を考案し、多くの人にブログの魅力を伝えるべく活動中。
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