「自分らしさ」を取り戻した仙台の一日

「え、りささん、仙台に来てくれるんですか・・・?」
少し驚いた反応をしたのは、
私のクライアントであり、
大切な仲間でもあるしずかさん(Instagram・Threads)。
彼女は、病院で働きながら
3人の男の子を育てていた〝超ワーママ〟でした。
そこから
「在宅ワークで自由を手に入れたい」
とブログを始め、
圧倒的な行動力で脱サラに成功した
すんごい実力の持ち主です。
一時は
「ママが在宅で働ける世界を広めたい!」
という情熱でInstagramを爆伸びさせ、
わずか半年で月収100万円を
達成するほどの勢いがありました。
ところがここ最近、
しずかさんから
ほとんど連絡がなくなったんですよね。
いつもなら添削依頼や電話相談があるはずなのに、
1ヶ月ほど音沙汰なし。
もしや何かあったのでは・・・
と心配になってこちらから連絡すると、
しずかさんは、
「今、、ちょっと迷子なんです」
と。
私はすぐさま、
「仙台で直接会って話そう!」
と彼女に提案しました。
対面コンサルは、コンサルのプランに
含まれているものの、彼女は
「タイミング的にまだ早い気がして・・・」
と渋っていました。
しかし、その数日後。
「やっぱりお会いしたいです」
とメッセージが届きました。
そんなわけで私、行きましたよ、3月の仙台。
仙台駅に降り立つと、
改札のすぐ近くにしずかさんがいました。
たまに会うのに、
毎回ちょっぴり緊張してるのが
彼女の可愛いところ。
そんな彼女と一緒に、
駅ビルの小洒落たカフェへ向かいます。

席について暖かいラテを啜りながら、
しずかさんはポツリぽつりと話し始めました。

私、、このまま発信を続けていいのか、
わからなくなっちゃったんです。
確かに、最近のしずかさんは、
発信迷子な雰囲気を感じていました。
インスタでバズっているリールを
真似してみたり、
これまでと違う強気なキャラに
なってみたり。
私も同じような過去があったから
痛いほど気持ちが分かります。
「数字」を意識しすぎて、
煽り系のリールを作っては自己嫌悪・・・
そんな負のループにハマってしまうんですよね。
「〇〇な人、私、大っ嫌いなんですけど!」
とかって、
インパクトのある表現や強い言葉は、
確かに爆発的に目を引くことが多いです。
でも、それだけで人を集めると、
いつの間にか自分の本音や
キャラクターを見失ってしまう。
そして「自分って何者・・・?」って、
息苦しくなってしまうんです。
しずかさんは、ついにはこう言い出しました。

発信するより、いっそ外に出たほうがいいんじゃないかって・・・。
このままインスタを頑張っても、
誰かの模倣だったり、
ずっと誰かを煽るような発信
ばかりになるのかと思うと辛い、と。
せっかく勤めていた病院を辞め、
自由を手に入れたはずなのに。
この状態は、まさに、
私が目指す〝究極の愛〟とは真逆の状態。
私も思わず胸がぎゅっと締め付けられて、
苦しくなりました。
彼女には、
優しさとユーモアがあって、
ワーママならではの共感力がある。
今の発信は、それら全てが
封じ込められてしまっている。
発信当初、あれだけ
ワーママを救う!って
燃え上がっていたしずかさんの目には、
輝きが失われていました・・・。
いつの間にかぬるくなったラテを飲みながら、
私は自分の話をしました。

実は私も、ひと昔前は「ブログはもうオワコン」って思ってた。
インスタでバズるほうがラクだし、数字も取りやすいし、って。
だけど、気づいたんです。
私が本当に好きなのは、
自分の言葉で、自分の本心を表現すること。
誰かを敵に回しながら、
過激な発言をして目立ちたいわけじゃない。
自分の本心を晒して、
誰にも響かなかったらどうしよう・・・
という不安はあったけれど、
そうしないと一生
自分とは違うキャラクターを
演じ続けることになる。
その方がよっぽど辛い。
これは、私がずっと憧れている
〝尊いBLの世界〟にも通じるものがあります。
BLって、普通の男女の恋愛に比べれば、
周りからの理解を得づらいし障壁も多い。
それでも「好きでいられる関係」って
超尊くない?って思うわけですよ。
親に理解されないかもしれない、
社会にも認めてもらえないかもしれない、
それでも「あなたの笑顔が見たいから」って相手を思う。
そういう〝究極の愛〟には、
打算とか駆け引きなんて入り込む余地がないんです。
これ、実は、発信にも通じます。
私がブログを書くとき、
「認められたい」という感情よりも
「誰かが私の文章に共感して少しでも感情が動いてくれたらいい」
という思いで書いています。
自分の弱い部分も、恥ずかしいと思う部分も
あえて書いてみる。曝け出す。
すると、不思議と
「私も同じ気持ちです!」
って言ってくれる読者が増えました。
こんな経験、SNSの「いいね」や
フォロワー数に振り回されていた頃は
味わったことがなかったんです。
「あなたが何を大切にしているのか」
ここを主軸に、本心を伝えていく。
それがいちばん大事だと思ってます。
たとえそれが「BL好きのオタク」だろうと、
「子どもが3人いて朝から晩までバタバタのママ」だろうと、
そんなの全然いいんです。
むしろ、そういう個性が見えないまま
「いい人ですよ!すごい人ですよ!」
なんてアピールしても、
結局は希薄な繋がりしか生まれません。
こっちが心からの気持ちをぶつけなけりゃ、
相手も本当の自分を見せてはくれないんです。
だから、自分の思っていることを、
もっとリアルな感情を出していく。
BLの世界でも、綺麗ごとじゃ済まされない
葛藤や苦しみがあるからこそ、
最後に得られる幸せが尊い。
あなたの発信も同じ。
「この人が言うなら私も頑張ってみようかな」
って思ってもらえるように、
あなたらしい〝愛〟を
余すことなく見せてほしいんです。
そんなことを、私はしずかさんに伝えました。
頭の中で色んな不安や苦悩が
交差していた彼女の目は、
ほんの少しだけ潤んで見えました。

りささん・・・、
なんだか、全部が繋がった気がします。

私、やっぱり〝ワーママが自宅で輝ける〟
そんな世界を作りたい!!!!
そう、それが聞きたかった!!!
彼女の発信の原点は、
間違いなくワーママの未来。
親の介護やら育児やら・・・
忙しすぎるママたちにとって、
外でフルタイム勤務は本当に大変。
でも、在宅ワークなら
子どもが寝ている合間に仕事ができるし、
会社に縛られない分、
自分らしい生き方ができる。
しずかさんの火はまだ消えてなかった!
と確信した私は、もう一つ提案をしました。

インスタだけにこだわる必要はないよ。
Threads、X、YouTube、色々なツールがあるし、大好きな「ブログ」だってあるじゃん!!
世界はもっと広いよ!
すると、しずかさんは一層ワクワクした声で

もっと自由に、私の考えを発信していいんですよね・・・?
うん、大丈夫。
しずかさんが本来持っている優しさを、
届けられる場所はいくらでもある。
動画でも文章でも、
その根底にある想いは同じ。
だったら、あらゆるツールを駆使して、
「しずかさんのまま」を
発信していけばいいだけなんです。
ところが。
カフェを出て、
「せっかくだし本場の牛タンを食べましょう!」
と向かった先で、
しずかさんの表情がまた少し曇り始めたんです。。
彼女は小さくため息をつきました。

今はやる気が戻ってきた気がするけど、、
果たして、これって長続きするのかなって思っちゃって。
私は結局、稼ぎ続けられないと不安になって、
また数字とか、最新のノウハウとか、
追いかけちゃいそうなんですよ。
子どもも3人いるし、安定した収入は必要だし。
これで本当に大丈夫なんでしょうか??
あぁ、この感じ。
私もかつて味わった感覚。
「不安、怖い」
その気持ちも痛いほどわかります。

でもね、しずかさん。
ノウハウばっかり追いかけていたら、
いつまで経っても不安は消えないよ。
ノウハウは、どんどんアプデが必要だし、
使えなくなるかもしれない。
新しい方法が出れば、
すぐにそこに飛びつかなきゃいけないし、
同じことを考えている人は山ほどいる。
そうすると、いつまでも、
「置いていかれたらどうしよう」
「このやり方、もう使えなくなったらどうしよう」
って考え続けることになる。
それって、一生不安や恐怖と戦うしかなくて
苦しさは増すだけ。
そこまで言うと、しずかさんはもう一度、
ふっと顔を上げました。

じゃあ、どうしたらいいんでしょう、、
やっぱり不安はゼロにはならない気がして・・・

私はしずかさんに、
「あなたがいい」 って言われる状態を目指してほしい
と思ってる。
「しずかさんだから相談したいんです」
「しずかさんと一緒にいると楽しいからお願いしたいんです」
そういう風に〝人についてくる状態〟になれば、
たとえノウハウが変わろうが、
プラットフォームが変わろうが、
あなたのファンは離れないし、
むしろ増えていく。

思い出して。
あなたが本当にやりたいことは、
『ワーママが在宅ワークで輝ける未来を作る』ってこと。
そのためなら、最新のSNSも試すだろうし、ブログもやる。
でも、あくまでそれは手段に過ぎない。
ママが自由になって、
楽しそうに仕事をしている姿。
そのリアルを見せることで
「私もやってみたい!」って人が増える。
そして、その人たちは
どんなノウハウを持っているか?じゃなくて、
あなた自身に魅力を感じる。
ノウハウだけを売りたいなら、
あなたじゃなくてもいい。
極端な話、大手のコンサル会社が、
ハイスペックな教材やAIを駆使して、
より効率的に提供するかもしれない。
そうなったら競争になりますよね。
でも、あなた自身の人柄や価値観は、
誰にも真似できない。
そこに惹かれてくるファンは、
一生ものの仲間になる。

だから、安心して〝しずかさん〟を出していこう!
私も不安でした。
同じように数字やノウハウに追われて、
コレって一生続くの・・・?って絶望して。
でも、私も師匠の新田さんから、
同じように引き上げてもらいました。
しずかさんは、私の大切な仲間。
新田さんが私を引き上げてくれたように。
今度は私の番だって思うんです。
こうやって、良い循環をさせていく。
私の使命でもあります。
一通り話を終えると、
しずかさんはまた笑顔を取り戻していました。

りささん、ありがとうございます。
今の言葉、めちゃくちゃ刺さりました・・・。
というか、泣きそうですーー!!
確かに私は「稼ぐ方法を一生追わなきゃ!」とか
「ポジション取ってライバルに負けないように!」とか
そんなことをずっと考えていました。
それじゃ一生不安から逃れられないですよね。

やっぱり私は「しずか」として、
心からワーママに伝えたいことを発信したい!!
なんだかさっきまでのモヤモヤが消えていく感じがします!!!
不安がゼロになるわけじゃないけど、
今なら「ちゃんと自分を出していこう」って思えます!
会ったときは、あんなに落ち込んでいた彼女が、
今はスッキリ晴れやかな顔をしていました。
「しずかさんの炎は消えていなかった」
と、改めて嬉しくなりました。
しずかさん復活の瞬間です。
忙しいワーママだからこそわかる悩み、
そして、誰よりも〝愛〟を持って
人を応援できる彼女だからこそ作れる世界。
それがきっと、インスタだけの世界に
収まるわけがないんです。
彼女は、もっともっと飛躍していける!
私は強く確信しました。
その日の夜、しずかさんから
長文のメッセージが届きました。

彼女の生き生きとした声や表情が
文章からダイレクトに伝わってくるんですよ。
読みながら、思わず泣きそうになりました。
あぁ、なんだか〝究極の愛〟だなぁって。
「在宅で輝くワーママを増やしたい」
「究極の愛をブログで伝えたい」
ベクトルは違うようで、根っこは同じ。
結局は、
どこまで自分の本当の想いを伝えるか
に尽きるのではないでしょうか。
私も、しずかさんも、そしてあなたも。
私たちはそれぞれ、自分らしく在るために
様々な障壁にぶつかります。
でも、その先に待っているのは、
きっとBLでいう「純粋で深い愛」のように、
見返りなんて求めない〝一生モノの繋がり〟なのでしょう。